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代表より

古川量巳

 「メタボリック・シンドローム」なる新語がよく聞かれるようになった。「メタボ」などという省略語が人々の会話に使われるくらいだから流行語と言えるかも知れない。何のことはない、新陳代謝のことである。栄養素として食物を摂取して、それを体内で筋肉や骨、血液など体の構成要素や活動のエネルギーに変え、不必要な生成物を体外に排出することである。健康な生命体を維持するために日々営まれている体内の機能に異常が生じている。こんな新語が登場して来たのはそのせいだろう。
肥満症、高血圧症、糖尿病、高脂血症、「死への四重奏」ともいわれるこれらの病気は新陳代謝が十全でないことと密接に関係していると言われているという。「飽食」と言われるほど飲み食いしながら歩くことを忘れた現代病と言ってもいいかも知れない。
 「会社への行き帰り、駅までの10分、15分くらいは歩きましょうよ」「重い買い物袋を提げて歩くのもいい運動になりますよ」「体にいいだけでなしに、地球温暖化防止にも抜群の貢献になるらしいよ」※こんな会話が広がってほしいと念じている。

※(毎日10分間クルマの使用を控えることで減らせるC02は年間588キログラム、こまめに、毎日1時間電灯を消すことで減る2キログラムの300倍近い効果がある 一 東京工大藤井聡教授)